今回ご紹介するのは『自立した強く逞しい』女性が主役の漫画です。
ジャンルを絞り、本記事ではコミカライズ作品というジャンルに絞った中でオススメしたい作品をまとめました。(コミカライズとは、小説などをコミック化した作品のこと。)
今やコミカライズ作品も数多くあり男性向け女性向けどちらも豊富にあります。女性向けのであれば悪役令嬢、転生ファンタジーなどといった毛色の作品が多いように見受けられ、中ではアニメ化映画化と人気作品も存在し目が離せないジャンルです。
『婚約破棄されたけど別の王子様に求婚されてハッピーエンド!』『チート能力使ってイージライフ満喫!』といった内容だけの作品ではなく今回は、バッドエンドから始まるがそこから
立ち上がり戦う(乗り越えていく)女性の作品を3作品ピックアップしました。
本記事で紹介している作品の特徴は...
✓強く逞しい女性がでてくる。
✓悪に立ち向かう姿が痛快。
✓恋愛要素は少なめ。
ぜひ御覧ください。
※多少のネタバレ含みますのでご留意ください※
1. 屋 根 裏 部 屋 の 公 爵 婦 人
埃っぽい屋根裏部屋から始まった、公爵夫人オパールの新生活。 若き公爵、ヒューバートとの政略結婚で住むことになった邸は敵意に満ち、そして邸の者に大切にされている『天使』と呼ばれる女性がいた… いわれのない不名誉な噂のせいで悪評の的にされ、邪魔者扱いされるオパールだったが、負けず嫌いな公爵夫人はこのままじゃ終わらない! 女は領地経営と無縁。そう油断する者たちを出し抜いていく……!! オパールの未来は明るいものになるのか―
■作品名 : 屋根裏部屋の公爵夫人
■著 者 : 林マキ(原作:もり/キャラクター原案:アオイ冬子)
■ジャンル: コミカライズ/少女漫画
こちらの作品はとある公爵夫人のお話です。
美しく聡明な主人公・オパールは夜会で男性に襲われかけてしまいます。男には逃げられましたがオパールは幸い何事もなく無事でした。
しかし真実は『男と逢引していたふしだらな令嬢』などといった心ない噂によって捻じ曲げられてしまいました。
噂のせいで結婚の申込みなど来くはずなく、オパールは結婚せず自分の力で生きていくと意気込みます。
しかし父に呼ばれ「お前の結婚相手が決まった」と言い渡され、あらがえるはずもなく言われるがまま落ち目の公爵家・マクラウド公爵の元へ嫁ぐのでした...。
公爵家に向かう途中、マクラウド侯爵はオパールに忠告します。「屋敷にいる天使には近づくな」
そして噂もあり屋敷のメイドや執事からの冷酷な視線と嫌がらせ...部屋はまさかの質素な屋根裏...。
暇を持て余したオパールは図書館で公爵家の帳簿をみつけます。
領地経営について勉強していたオパールは何気なく読んでみますが、なんと不正を発覚してしまうのです!!!
そのまま見逃すのもできましたが、罪のない領民はどうなってしまうのか...
暴かれていく罪を見てオパールは廃れてしまった領地を、自分が改善して行くと決心していきます。
序盤は公爵家の人々の『天使』を愛し、オパールを『悪魔』かのように冷たくする様子にモヤモヤしますが、それだけで終わらず、自分の力だけで領地を乗っ取り公爵家の中からすべて改善していく姿に圧巻痛快です!
2022年9月現在3巻まで発売中。
2. ふ つ つ か な 悪 女 で は ご ざ い ま す が 〜 雛 宮 蝶 鼠 と り か え 伝 〜
『殿下の胡蝶』と謳われる黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は、宮中一の嫌われ者である朱家(しゅけ)の雛女(ひめ)・慧月(けいげつ)の手にかかり、互いの身体を入れ替えられてしまった。牢に入れられ、入れ替わりの事実は話せず、己を害した罪に問われ死を目前とする玲琳(れいりん)…と、思われたが。病弱ゆえ常に“死”と隣り合わせで過ごしてきた玲琳(れいりん)は、むしろ健康な身体を手に入れたことを喜んでしまい、持ち前の鋼メンタルで次々と逆境を乗り越えていく――!?
■作品名 : ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
■著 者 : 尾羊英(原作:中村颯希/キャラクター原案:ゆき哉)
■ジャンル: コミカライズ/少女漫画
こちらの漫画は後宮を題材にされている物語です。(後宮とは皇帝や王・皇后などといった主権者と后や側室が住まう宮殿のこと。日本で言う大奥にあたります。)
後宮と聞くと『ああ女の戦い漫画か』と思う人が多いでしょう。
そのとおりです!!!
しかしこの漫画はギスギスドロドロだけではありません。むしろそのような雰囲気を感じさせません。主人公が。
後宮名は『雛宮』。雛宮では五家の子女が集まり次期妃育成のため日夜教育に励んでいました。
主人公の黄 玲琳(以下、玲琳)は刺繍や舞・歌など様々なものに才があり、そして慈悲深く見た目は儚く美しい...まさに才色兼備な女性で周りからは『殿下の胡蝶』と謳われ、次期妃に一番近しい存在です。
ある日の乞巧節(たなばた)、ほうき星が流れる光景を皆が見ている中玲琳を後ろから突き飛ばした者がいました。
その者の名は『雛宮のどぶネズミ』と蔑まれていた朱 慧月(以下、慧月)。突き飛ばされた玲琳は櫓から落ちてしまいますが屋根の上に落ち間一髪で助かります。
そして突き落とした慧月はその場で気を失いました。
目を覚ました玲輪はなぜか牢屋にいて、自分の女官に見下されていました。そして女官が玲琳に対し『朱 慧月 様』と呼びかけてくるのでした...。
なんと乞巧節の日、慧月の道術によりなんと玲琳と慧月が入れ替わってしまったのです...!!!
誤解を解けぬまま生活せざるを得ない状況になり絶望にふけると思いきや...
この主人公、逞しすぎる!!!
2022年9月現在3巻まで発売中。他レビューでも高評価の人気漫画。
3. 悲 劇 の 元 凶 と な る 最 強 外 道 ラ ス ボ ス 女 王 は 民 の 為 に 尽 く し ま す 。
8歳で、乙女ゲームの極悪非道ラスボス女王プライドに転生していたと気づいた私。攻略対象者と戦うラスボスだから戦闘力は高いし、悪知恵働く優秀な頭脳に女王制の国の第一王女としての権力もあって最強。周囲を不幸にして、待ち受けるのは破滅の未来! ……って、私死んだ方が良くない? こうなったら、攻略対象の悲劇を防ぎ、権威やチート能力を駆使して皆を救います!
■作品名 : 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。/p>
■著 者 : 松浦 ぶんこ(原作:天壱/キャラクター原案:鈴ノ助)
■ジャンル: コミカライズ/少女漫画
最後に紹介するのは漫画は王道の『乙女ゲームの世界に転生』『チート能力』が出てきます。
ありきたりな題材なんですが、こちらの漫画ラブ要素はほぼなくむしろジャンプにあるようなノリに近いです。アクションも普通にあります。
主人公のブライトは自分が乙女ゲームの悪役、しかもラスボスとなる存在と幼少期に気づきます。
発覚当初絶望はするもゲームの通りにはならず、今度は民を守っていこうと決意します。
時には攻略対象者の悲しみに寄り添い、時には戦場にかけだし、規則を破ってでも自分以外の人を助けるために奮闘し、その姿に本来戦うはずだった乙女ゲームのヒロインと攻略対象者達からも慕われて、みんなと共に成長していきます。
乙女ゲームということもあり、出てくるキャラクター美男美女ばかり...!絵柄も素敵で推メンができるかも...!?
2022年9月現在3巻まで発売中。「小説家になろう」で2億PV超しアイリスNEOの話題作公式のコミカライズ。原作・天壱先生の書き下ろしSSも収録。
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